プロの残業術。 一流のビジネスマンは、時間外にいったい何をしているのか?
posted with amazlet at 09.10.10
長野慶太
草思社
売り上げランキング: 182
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ザクザクと読めました残業は善か悪か?
上昇志向の強い方におすすめ
残業へのもやもやが取れる本
無残業論で窮屈になった頭を解放してくれる
「早く来て、遅く帰れ」という価値観が結構ある会社も多いと思います。しかし、遅く帰らないと見えてこないものもあるのではないかとこの本は問いかけています。知的作業は時間をかけなければ、よいものができないとか、残業時間にしかできないコミュニケーションもあるとか・・・。
私も、多くの職場を知らないので、判断がつきませんが、「私の職場」では実現できないだろうというアイデアも多くありました。残業時間といえど、他の人とコミュニケーションをとれるわけでもなく、多くは雑務に追われているのだと感じます。
正直、「知的作業」といえるような業務に従事している会社員ってどれだけいるのでしょうか?正直、銀行員という「勝ち組」の枠で見た仕事だと感じました。書類を作成したり、上司に説明したり、調整のための作業というのが、仕事の大半を占めている気がします。
なので、ある程度、部下がいて、自分は意思決定等に時間が割けるクラスのサラリーマンや自営業者にはいいクスリではないかと感じました。
ただ、働きたくても家庭の事情等で、定時に帰らないといけないことがあるから、働けるときに働いたほうがいいとか、先に述べた「よい残業と悪い残業」というような考え方の根本には共感できました。