経営理念などをイメージしたら間違いであって、部門採算制度を軸にした経営手法の話。単純に、製造、営業と分割していくだけでなく、収益が出るように、組織を有機的に(ここがアメーバといわれる所以か)構築しなおすことで、それぞれが経営者意識を持って、利益の最大化を目指すというところには納得。
ただ、正直、モラルの低下など(が言われている)現在において、この制度がうまくいくかは、若干の疑問があります。私が、知人から聞いた話だと、稲盛氏はすごく質素な生活をされているということで、高潔な人物なのでしょう。その理念が、JALのような組織に届くかどうかは、やってみないとわからないところがあります。経営者としての最後の仕事になるでしょうから、有終の美を飾っていただきたいものです。
アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役
posted with amazlet at 10.01.24
稲盛 和夫
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