2014年04月27日

 

キーパーソン・マーケティング: なぜ、あの人のクチコミは影響力があるのか【読書】

気が付いたら、1年以上もブログを更新していなかったのでした。
Real様には、『海事代理士必修テキスト』を献本頂いたのですが、そのレビューすら書いていないという現状です。1年間個人的はいろいろなことがあったのですが、海事代理士には関係なく。
あまりビジネス書等も読めていませんでしたが、少しずつ復帰させていきたいと考えています。
最初の1冊目は、クチコミ・マーケティングの本です。士業の中にも「TwitterやFacebookなどを使って顧客を獲得したい」など考えていらっしゃる方がいるのではないでしょうか?本書は、おそらくもっと大規模な事業でCM等を本来だとおこなうだろう分野の製品・サービスを対象にしているとは思いますが。



たまたま、私は仕事上、インターネット上のクチコミについて説明することがあったのだが、この本を読んでおけば良かったという感じた。共同研究の関係かもしれないが、あまりデータを使って説明しているところは具体的な数値等が伏せられていたが、こういった先行研究があって、このように意見が分かれているという解説がよかった。説明の上手な文章という印象を受けました。
私自身、考えさせるところだったのは、多くのマーケティングでは強大な影響力を持つ書き手にターゲットを狙って、そこを起点にクチコミを広げさせようと感覚的にわかりやすいのですが、そこに疑問点を呈しているところです。小さい影響力を持ったユーザーから広がっていくほうがよいのではないかという見解です。
海事代理士、その他士業でも、小さな影響力を持ったユーザーならコミュニケーションがとれそうですよね。ブログやTwitter、Facebook等を使って顧客獲得を狙っている方にはお勧めの本です。クライアントとの話題づくりにもなりそうだと思います。非常に読みやすいので、他の方にも勧めやすいです。
posted by machi at 23:13 | Comment(5) | TrackBack(0) | 読書メモ