2009年03月01日

 

平成20年海事代理士試験筆記試験模範解答の誤りについて

前々回の「平成20年筆記試験『海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律』の解答の誤り?」の続報です。

http://blog.kaijidairishi.com/article/114263631.html

Realとのやり取りでは公表しないような流れでしたが、国土交通省海事局は、結局誤りを公表したようです。以下、報道発表資料(ウェブサイト)からの引用です。
http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji09_hh_000010.html


1.誤りのあった箇所
科目:海上汚染等及び海上災害の防止に関する法律(海防法)
設問:問2((1)から(5)の文章のうち、正しいものには○を、正しくないものには×を記入する。配点:各1点)
(3)廃油処理業者は、廃油の処理の料金その他の廃油の処理の引受けの条件について廃油処理規程を定め、あらかじめ、国土交通大臣の許
可を受けなければならない。【当初の模範解答:○】
2.誤りの内容
現行の海防法第26条において、廃油処理規程は事前届出制であるため、国土交通大臣の許可を受けなければならないとしている問2(3)の設問は「×」が正しい解答であり、当初の模範解答の「○」は誤りでした。
3.合否への影響
模範解答を修正した上で再度採点したところ、海防法の平均点が上がり、これにより合格基準である平均正答率が当初の66.14%から66.29%となりました。これを踏まえて、合否の判定を見直した結果、新たな合格者及び不合格者が出ることはなく、合否への影響はありませんでした。


今後は、試験作成及び採点について、二重チェックを徹底すると言うことらしいですが、現状のチェック体制ってどういう状況だったのでしょうね…。

posted by machi at 01:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 海事代理士を知る
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