代理士の試験が難しいかどうかというと、わたしにとっては、難しかったというのが本音です。ただ、よく比較対象とされる他の試験について、実際に受験をしたことがないのですが、
・過去問の対策を忠実に行えば、合格レベルに達することができると考えられている(平成19年現在)
・科目ごとの得点の足きりが存在しない
という特性から、他の士業の試験よりは、対策の打ちやすい試験ではないかと感じています。
勉強の期間です、わたしは実際集中して、勉強をおこなったのは筆記試験前の1ヶ月間と、口述試験の1週間です。きちんと記録をしたわけではいませんが、時間として約120時間程度を費やしています。
実際その時間で、どういったことを行なったかを書いていきます。
基本は、海事代理士合格マニュアルに沿って、対策を行なう作業が中心です。
筆記試験については、海事代理士合格マニュアルに掲載されている過去問を繰り返し解きました。
解く際に、最初の2回については、条文を参照する作業を行ないました。これは、解答に間違いがあるという指摘があるために、そのチェックを行なう作業も含んでいます(成山堂書店に問い合わせると間違いの場所を記した正誤表をもらえると言う話もありますし、ネットでは正誤表を独自に作っていらっしゃる方もいます)。
また、最初の2回は、記号問題であっても、回答を記述すると言う作業もしていました。これは、記述式になった場合を想定するのと、記憶を助けるためです。
すべての試験科目について、4回は問題を解く作業を行なっているはずです。最終的に、8〜9割の正答率まで持っていきました(やはり、どうしても覚えられない問題は残ってしまいました)。
口述試験については、海事代理士合格マニュアルに掲載されているか過去問を暗記する作業を行ないました。マニュアルにテーマが書かれていますが、テーマをみたときに、その回答例を口頭でいえるレベルにもって行きました。
ちなみに、わたしが使ったマニュアルは「改訂版」です。改訂版でないものも持っていますが、改訂版で十分対策ができると思います。(当然、その前の版の「海事代理士受験の手引」も不要だと思います。
当然、マニュアルを解くだけでなく、情報を収集する作業を行なっています。試験対策の効率化のためには、必要な作業ですので、次の機会に改めて書くことにします。
海事代理士合格マニュアル 改訂版
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