国土交通省の交通政策審議会、第15回海事分科会の資料をみていたら、参考資料として海難に関する統計資料が掲載されていました。
最近は、2008年2月に房総半島沖で海上自衛隊の護衛艦「あたご」と漁船「せいとく丸」の衝突して「せいとく丸」の乗員が行方不明になっている事故、明石海峡の西行き航路での、砂利運搬船の「第5栄政丸」がタンカーの「オーシャン・フェニックス」に追突し、貨物船「ゴールド・リーダー」の船腹に衝突し、乗組員が死亡、行方不明となっている事故と、注目される海難事故が起こっています。
以下、統計資料から。
・過去10年間で年間平均約2600件の海難事故が起こっている
・事故件数自体は横ばいだが、死亡・行方不明者は減少傾向にある。
・船種では、漁船・プレジャーボートが約7割を占めており、次いで貨物船は約1.5割。
・死亡・行方不明をともなう海難事故の場合、漁船、プレジャーボート等の小型船は、大型船に比べ、「気象海象不注意」と「周囲の状況の確認不十分」の比率が高い。
自動車と同じように、死亡・行方不明をともなう重大事故は減っている傾向があるのは、技術開発が進んだ結果なのでしょうか。
また、原因が「不注意」や「確認不十分」など、ヒューマンエラーにかかわるものが多いのは、さまざまな手だてがありそうです。
海事代理士会もこういったヒューマンエラーをなくすための試みの一つである運輸安全マネジメントに係っていく旨を、研修会にて話していました。海事代理士の海難関係の手続もありますが、社会的使命としても海難について押さえておく必要はあると考えます。
参考:海難統計(国土交通省交通政策審議会・第15回海事分科会参考資料)
http://www.mlit.go.jp/singikai/koutusin/kaiji/15/images/01.pdf
2008年03月11日
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