また、ブログで書こうと考えているネタが、少したまっているのですが、結構頭の中を整理する必要があるものもあって、十分に文章化できないのです。
海事代理士に直接関係するものも、あまり関係しないものもあるのだけども…。
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参議院で可決されて、衆議院で審議されている「領海等における外国船舶の航行に関する法律案」ですけれど、参議院本会議では1名を除いて、全員が賛成したそうです。反対したのは薬害エイズ訴訟で有名な川田龍平議員、彼のブログにその反対の理由が書いてありました。
法案が「『国益』を盾に他国の脅威を煽る偏狭なナショナリズムの流れに乗って登場した」ということが問題で、海上保安庁の装備は「準軍隊」とも言うべき水準になっていて、危害射撃などが恣意的運用のもとに行われるのではないかと危険視しています。
http://ryuheikawada.seesaa.net/article/93456822.html
社民党の政策担当の事務局長をされている方のブログでは、「賛成やむなし」と書いてあります。
その理由は海洋法に関する国際連合条約(海洋法条約)との関係、立法の必要性、他の法令の適用との関係、便宜置籍船が多数を占める日本商船隊への影響などがあるということなのだそうです。
http://pub.ne.jp/syokota/?entry_id=1324578
海上保安庁の資料にもあったと思いますが、多くの国では外国船舶に対して同様の規制を行っていること、海上におけるテロなどの危険が多く発生していることから、比較考量しても必要な施策だと私は考えます。
(代理士の業務拡大にもつながりますしね)
参考:参議院議員 川田龍平ホームページ
http://ryuheikawada.jp/