宮崎駿監督の新作映画『崖の上のポニョ』を見に行きました。
テレビ番組等で、予告や宣伝を見ている方は、知っていると思いますが、あの主人公の「ポニョ」が「魚の子」で、舞台も海が見える崖の上の一軒家となっています。
若干、ネタバレになってしまうのですが、船が結構重要となっています。陸上と船で、通信をするシーン(アマチュア無線だったり、光を点滅させてのモールスだったり、若干時代としてありえなさはありますが)もあります。
小さい子どもは、ポニョを探しに、海にいきたくなるかもしれません。
海事代理士が活躍とまではいかないものの、すこしは関わってくる映画の一本でも、作られればいいですね…。
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追記です。
わたしが購読しているメルマガに書いてあったのですが。
映画で出てくる男の子(宗助)の父親は、内航貨物船の船長なんだそうです。その貨物船は、船橋の高さから199トンクラスの貨物船でないかと書いてありました。
さらに、映画の中のシーンには、海上衝突予防法に違反しているシーンがあるそうです…。以下、引用させて頂きます。
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小金井丸が総トン数199トンで50m以上の貨物船とし、通常の航行をしている場合として話をします。この場合、夜間掲げなければならない灯火は、
1.マスト灯2個:前のマストの上(白灯)と船橋の上のマストの上(白灯)
2.舷灯2個(左右1つずつ):右舷(緑灯),左舷(赤灯)
3.船尾灯1個(白灯)
しかし、小金井丸が掲げていたのは、
1.マスト灯4個:前のマストの上(白灯)船橋の上のマストに白灯1個,赤灯1個,緑灯1個
2.舷灯2個(左右1つずつ):右舷(緑灯),左舷(赤灯)
3.船尾灯1個(白灯)
でした。
ここで、明らかに異なるのは、船橋の上のマストに赤灯1個,緑灯1個が多いことに気付くと思います。
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船乗りなら、すぐ気づく視点なのでしょうが、わたしは全然気がつきませんでした。もし、映画を見に行くことがあれば、もしかして船に詳しいことをアピールする材料として、話のタネになるかもしれませんね。
NPO法人日本船舶管理者協会のメルマガに書いてありますので、興味のある方は、是非とも購読してみてください。
http://www.japanship.net/
posted by machi at 17:15
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日記