2014年04月27日

 

キーパーソン・マーケティング: なぜ、あの人のクチコミは影響力があるのか【読書】

気が付いたら、1年以上もブログを更新していなかったのでした。
Real様には、『海事代理士必修テキスト』を献本頂いたのですが、そのレビューすら書いていないという現状です。1年間個人的はいろいろなことがあったのですが、海事代理士には関係なく。
あまりビジネス書等も読めていませんでしたが、少しずつ復帰させていきたいと考えています。
最初の1冊目は、クチコミ・マーケティングの本です。士業の中にも「TwitterやFacebookなどを使って顧客を獲得したい」など考えていらっしゃる方がいるのではないでしょうか?本書は、おそらくもっと大規模な事業でCM等を本来だとおこなうだろう分野の製品・サービスを対象にしているとは思いますが。



たまたま、私は仕事上、インターネット上のクチコミについて説明することがあったのだが、この本を読んでおけば良かったという感じた。共同研究の関係かもしれないが、あまりデータを使って説明しているところは具体的な数値等が伏せられていたが、こういった先行研究があって、このように意見が分かれているという解説がよかった。説明の上手な文章という印象を受けました。
私自身、考えさせるところだったのは、多くのマーケティングでは強大な影響力を持つ書き手にターゲットを狙って、そこを起点にクチコミを広げさせようと感覚的にわかりやすいのですが、そこに疑問点を呈しているところです。小さい影響力を持ったユーザーから広がっていくほうがよいのではないかという見解です。
海事代理士、その他士業でも、小さな影響力を持ったユーザーならコミュニケーションがとれそうですよね。ブログやTwitter、Facebook等を使って顧客獲得を狙っている方にはお勧めの本です。クライアントとの話題づくりにもなりそうだと思います。非常に読みやすいので、他の方にも勧めやすいです。
posted by machi at 23:13 | Comment(5) | TrackBack(0) | 読書メモ

2010年07月10日

 

「ぼうず丸もうけ」のカラクリ【読書メモ】

「ショーエンK」って「ショーンK」のパクリだろうなと思いながら
立ち読みした一冊。

「ぼうず丸もうけ」のカラクリ
ショーエンK
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 12549
おすすめ度の平均: 4.5
2 期待と違ったな・・・・・・
2 うすっぺらくて、目新しい情報は何も書かれていない
4 ぼうず丸もうけのはずが
4 面白く読めました
4 坊主憎けりゃ〜


知っている人は知っていて知らない人は知らない内容なのでしょう。
お坊さんと公務員の兼業が可能であることとか、思い直してみるとなるほどと思うことがありました。先月、たまたま公務員なのだけど、頭を全部剃っている方がいて、事情を聞くと、実家がお寺をやっているそうです。しかしながら、檀家が10軒とかそこらしかいないというようなことを言っていて、実際商売としては成立しないような話をしていました。
私の知人は、檀家数は100軒が、専業できるかどうかの採算ラインといっていたこともありますが、実際はどのようなのでしょうか。

さすがに葬儀等のときに、こ子に書いているようなお金のからくりを話すのは不謹慎かもしれませんが、日ごろのちょっとした薀蓄には使えそうな話が多く盛り込まれていた気がします。
posted by machi at 01:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ

2010年01月24日

 

アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役

JALのCEO就任で、注目を再び浴びている稲盛和夫氏の著書、Amazonでも非常に売り上げランキングが伸びていてびっくりしました。近所の書店でも平積みになっていたこともあり、購入して早速読み終えました。

経営理念などをイメージしたら間違いであって、部門採算制度を軸にした経営手法の話。単純に、製造、営業と分割していくだけでなく、収益が出るように、組織を有機的に(ここがアメーバといわれる所以か)構築しなおすことで、それぞれが経営者意識を持って、利益の最大化を目指すというところには納得。
ただ、正直、モラルの低下など(が言われている)現在において、この制度がうまくいくかは、若干の疑問があります。私が、知人から聞いた話だと、稲盛氏はすごく質素な生活をされているということで、高潔な人物なのでしょう。その理念が、JALのような組織に届くかどうかは、やってみないとわからないところがあります。経営者としての最後の仕事になるでしょうから、有終の美を飾っていただきたいものです。

アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役
稲盛 和夫
日本経済新聞社
売り上げランキング: 977
おすすめ度の平均: 4.0
4 アメーバのようにねばねばと。。。
4 仏作って魂入れる経営-生き残りをかけた経営者の智慧とは?
5 成功するか失敗するか。 正に劇薬的な経営手法。
4 アメーバ経営は運用が大事
1 社員の「自律」って何でしょう?

posted by machi at 12:24 | Comment(3) | TrackBack(0) | 読書メモ

2009年10月10日

 

プロの残業術。 一流のビジネスマンは、時間外にいったい何をしているのか?【読書メモ】

最近、流行の「ノー残業」に対して、「残業にはよい残業とわるい残業」があるという考えに基づいて、書かれた自己啓発本。

プロの残業術。 一流のビジネスマンは、時間外にいったい何をしているのか?
長野慶太
草思社
売り上げランキング: 182
おすすめ度の平均: 4.5
5 ザクザクと読めました
4 残業は善か悪か?
5 上昇志向の強い方におすすめ
5 残業へのもやもやが取れる本
3 無残業論で窮屈になった頭を解放してくれる


「早く来て、遅く帰れ」という価値観が結構ある会社も多いと思います。しかし、遅く帰らないと見えてこないものもあるのではないかとこの本は問いかけています。知的作業は時間をかけなければ、よいものができないとか、残業時間にしかできないコミュニケーションもあるとか・・・。
私も、多くの職場を知らないので、判断がつきませんが、「私の職場」では実現できないだろうというアイデアも多くありました。残業時間といえど、他の人とコミュニケーションをとれるわけでもなく、多くは雑務に追われているのだと感じます。
正直、「知的作業」といえるような業務に従事している会社員ってどれだけいるのでしょうか?正直、銀行員という「勝ち組」の枠で見た仕事だと感じました。書類を作成したり、上司に説明したり、調整のための作業というのが、仕事の大半を占めている気がします。
なので、ある程度、部下がいて、自分は意思決定等に時間が割けるクラスのサラリーマンや自営業者にはいいクスリではないかと感じました。

ただ、働きたくても家庭の事情等で、定時に帰らないといけないことがあるから、働けるときに働いたほうがいいとか、先に述べた「よい残業と悪い残業」というような考え方の根本には共感できました。
posted by machi at 16:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書メモ
 

職場スイッチ―ひとりでもできる会社の空気の入れ換え方【読書メモ】

IRや広報など社会とのコミュニケーションは企業にとって、すごく大切なテーマだけど、大げさにいうと社内コミュニケーション、どこにでもある問題だと、職場の雰囲気改善。多くの人が悩んでいる問題なのかなと感じます。
私自身も、異動などを通じて感じてきたことです。「どうして、他の部署は和気あいあいとやっているのに、こちらはそうでなないのだろうか」って思うことは、しばしばありました。

著者は、アメリカの大学院(ミドルテネシー州立大学大学院)で心理学の修士号をとってきて、学術的なバックグラウンドもある方のようですが、書いてあることは、「挨拶する声を2倍にしよう」「飲みのコミュニケーションの重要性」など、よく言われることですが、なかなか実行できていないことかもしれません。やれてないことがあるならば、実行してみるといいかもしれません。

職場スイッチ―ひとりでもできる会社の空気の入れ換え方
鈴木 義幸
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 695
おすすめ度の平均: 5.0
5 スイッチ探しが楽しみに!
5 悩めるリーダーに最適
5 すぐに取りかかれるもの満載


著者の仕事の背景からかもしれませんが、新入社員よりも、自分が赴任した部署が「なんだか暗い」「雰囲気が悪い」と感じている中間管理職が読むべき本かもしれません。立ち読みしたのですが、少し読み応えがあったみたいで、結構時間がかかってしまいました。
posted by machi at 16:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ

2009年08月15日

 

主婦もかせげる アフィリエイトで月収50万

「主婦もかせげる!」と銘打ったアフィリエイト本を読みました。一時に比べると下火になった感覚はありますが、ネットビジネスのなかで、技術力がなくても取り組みやすいものとして、アフィリエイトは筆頭に上がると思います。

書いたのは、主婦の「藍玉」というハンドルネームを持っている小林智子さんという方みたいです。実は前著もあるようで、私が読んだ本は、前半はタイプ別のアフィリエイトサイトのポイント、後半はスケジュール管理やアフィリエイトの取り組み方といった精神論中心の本となっています。
だらだらとアフィリエイトに取り組むのではなく、一年間、一ヶ月、一週間、一日とスケジュールや目標を立てていくのは、ビジネスでは基本的なことだと思いますが、趣味とサイドビジネスの要素が強いと思われるアフィリエイトにおいて実践していることは、評価するべきだと思います。それ以上に、それだけの気持ちがなければ「スーパーアフィリエイター」の中で、収益をあげていくのは難しいのだと思います。

アフィリエイトは、普通にやれば、PC上のやり取りで完結するビジネスですが、オフ会に参加したり、ECサイト(楽天やリンクシェアなど)のイベントに参加したり、人脈が広がってきたという体験談も書いてあります。
アフィリエイトをやりはじめようと今から考える人には、技術論が少なく、少し物足りないと感じるかもしれませんが、アフィリエイトを1ヶ月、四半期、半年とやり続けて、なかなか成果が出ない人に対しての処方箋となる本かもしれないと感じます。何事も継続が大切ということを感じました。

主婦もかせげる アフィリエイトで月収50万 (祥伝社黄金文庫)
小林 智子
祥伝社
売り上げランキング: 91169
おすすめ度の平均: 4.0
4 アフィリエイト再入門の本としておすすめ
posted by machi at 21:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ
 

完全図解・戦略会計で利益を創る[読書メモ]

ソニーが、技術者のための会計教育用に開発した独自の「STRAC」会計・財務理論をもとに、解説した会計の入門書だそうです。

前半の「戦略会計」という、個々の社員が会計を意識しながら、会社に貢献していくかという話があります。損益分岐点を意識しながら、価格を下げるのがよいのか、売上個数を増やしていくのがいいのか考えていくという話は、他の会計入門書にない視点だと思います。ただ、会計の数字をどれだけ開示していくかは、経営者によって分かれるところだと思いますので、すべての会社にとって適用できるかどうか難しいところです。イメージとして、上場会社で、業務システムが高度なところは、こういった会計に対しての意識づくりのできる会社ができるのだと思います。

後半はキャッシュフロー会計、EVA(経済付加価値)の入門的な内容が書かれています。私自身は、会計・財務には詳しくないのですが、ちょっと昔のトレンドかなという意識はあります(2003年の発行です)。

amazonのレビューでは、会計をしらなくてもわかる内容とありましたが、まったく知らないと話がわからないと思います。B/S、P/Lが一通り読めて、他の人に説明できるレベルだったりする読者層をターゲットにしているのかなと思いました。


完全図解・戦略会計で利益を創る

日本経済新聞社
売り上げランキング: 74054
おすすめ度の平均: 3.0
2 期待したものの…
4 かなり分かりやすい、入門書です
posted by machi at 20:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ

2009年03月21日

 

文化に投資する時代【読書メモ】

金融業界(日本債券信用銀行→あおぞら銀行)からエンタメ業界(アスミック・エース エンタテイメント)、広告業界(電通)から金融業界(金融ベンチャー)という異色の経歴を持つ二人のビジネスマンが書いた、エンタテイメントビジネスを金融の視点から書いた本。

文化に投資する時代 (カルチャー・スタディーズ) (カルチャー・スタディーズ) (カルチャー・スタディーズ)
亀田 卓 寺嶋 博礼
朝日出版社
売り上げランキング: 16990
おすすめ度の平均: 5.0
5 マスコミ業界に身を置いていたものです。
5 就職活動中の学生にも読ませたい本です。働くって面白い!


それぞれ二人が、自分のパートを受け持つ形で書かれていて、二人が手がけてきたプロジェクトを紹介するかたちで、本は進められています。

前半は、亀田卓氏のパートで、「広告マンがエンタテイメントを証券化する」というテーマで、いまは比較的使われるようになった「証券化」という方法でエンタテイメントの資金調達をおこなうという話が書かれています。
やはり、ポイントとしては「金融」と「エンタテイメント」の世界の商習慣というか、人間の気質が違うと言うことに、多く裂かれている印象を受けました。そこが、投資を実行する難しさであり、エンタテイメント業界と金融業界がwin-winとなるために、乗り越えなければならない壁だと感じます。プロジェクト自体は、すべてが成功したわけでなく、「公募」というひとつのヤマで「リクープ」(コストを回収する)ことができないわけで、エンタテイメントビジネスの難しさを感じさせる内容となっています。

後半は、寺嶋博礼氏のパートです。あおぞら銀行で、「レイン」という映画に投資するという過去にあまりない投資案件を実行します。前半の亀田氏同様、エンタメテイメントに出資させるということに非常に苦心したところを本書の内容から感じさせられます。
ポジショニングマップやパレートの法則などのフレームワークをあてはめて、映画ビジネスを分析しているのは、映画の世界でよくみられる(と考えられる)「勘や経験」「人間関係」による出資から、「数字」による出資という、金融機関によって意思決定の下せるものに変えようとする試みの結果だと考えます。

エンタテイメント業界に就職・転職を検討している方には、「文化」「芸術」という視点だけでなく、「ビジネス」という視点が必要だと思いますので、参考になる一冊だと思います。
posted by machi at 14:55 | Comment(1) | TrackBack(0) | 読書メモ

2009年03月08日

 

「代金回収手順とテクニック」:読書メモ

知人から「取引先から代金を回収できそうにないのだけど…」という話を聞いたので、本屋で『代金回収 手順とマル秘テクニック』という本を読みました。

弁護士や司法書士などが書いた本なのかなと思ったら、西郡研太郎さんという行政書士の書いた本だした。なので内容証明郵便の書き方など、司法手続きによらない代金回収の方法やノウハウが満載でした。裁判に勝っても「無い袖は振れない」ということで、コミュニケーションを重要視して、できるだけ宣戦布告しない(内容証明郵便は宣戦布告なので、関係が戻ることはないと書いてありました)。法律事務所勤務という経験を活かしてノウハウを展開しているのだと思いました。実際に活用できるかどうかはわからないですけれど。

個人的には、本当に法律知識のないひとにもすらすら読めると感じました。難しそうな「債権回収」の知識を用いないのがポイントです。中小企業の経営者や個人事業主が、ちょっと専門家に相談する前に前提の知識を頭に入れておこうかなと思うときに、読んでみるといいかもしれません。

参考:西郡事務所
http://www.nisigori.com/index.html

posted by machi at 15:11 | Comment(5) | TrackBack(0) | 読書メモ

2008年09月21日

 

91%の社員は「ムダ!」である:読書メモ

91%の社員は「ムダ!」である (講談社BIZ)
梅森 浩一
講談社
売り上げランキング: 3635
おすすめ度の平均: 4.0
4 あぁ、ウチの人事部にも梅森さんがいてくれたらいいのに。。。



「グビ!論」などで有名な梅森浩一氏の本。彼は、一時期フリーになっていた気がしますが、いつのまにやらトムソン・ロイターの人事部長として、サラリーマンに戻っています。日本で生きていくのには、サラリーマンが一番割のいい商売ではないかと書いています。
今回の本のテーマは、「エンゲージメント」という聞きなれない言葉(日本語で直訳すると「婚約」)ですが、国際人事の世界では常識となっているらしい言葉だそうです。梅森氏がトムソン・ロイターの面接の時に、この言葉を知らなかったというところから、書き出しが始まっています。タイトルの「91%の社員は『ムダ!』である」とは、エンゲージメントという視点でみたときに、日本では評価が低い、つまり「ムダ」とされてしまう社員が91%にもなり、これは国際的に比較しても高いという話のようです。

「エンゲージメント」という概念は、広告業界ではここ数年言われている言葉で知っていたのです(定義は違うと思います)が、同じ時期に人事の世界おいても、同じ言葉で、使われ始めた概念があるということが面白いですね。

ITPro:人事施策の新潮流「エンゲージメント」、企業と組織の関係を見直して人材流出防止
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071018/284803/

(「エンゲージメント」)とは、個人が目指す成長の方向性と組織が目指す成長の方向性がどれだけ連動している関係なのかを表すとされる。「この会社にいると、自分が成長することができる」と思っている従業員が多ければ多いほど、その企業はエンゲージメントが高い組織作りができていることになる。そうした尺度のほうが、離職率や業績と高い相関性があるというのだ。


日本だと、終身雇用制度があり定年まで働くことができ、勤続年数を重ねるにつれて給料が上がっていくということが、社員を会社につなぎとめる要素になっていたのでしょうけれど、現在のように、昇給も終身雇用も保証されていない時代になると、成長の方向性が一緒であって共感できるということで、社員は会社に残ろうというモチベーションが生まれるということでしょう。
梅森氏が主張していたのは、会社の成長性というのは、多くは明文化、ずれのないものとなっていて変更することが難しい。だから、社員は、融通を利かせて、エンゲージメントの高い組織にしていったり、エンゲージメントを高く評価されるようになったりしなければならないといけないというものでした。

私自身は、会社がエンゲージメントを高める施策を、打っていくことが先決だと思います。そのように会社が一緒に成長しようという土壌があるということも、エンゲージメントに少なからずと影響を与えると考えます。
posted by machi at 14:20 | Comment(3) | TrackBack(0) | 読書メモ

2008年09月14日

 

若者は何故正社員になれないのか:読書メモ

若者はなぜ正社員になれないのか (ちくま新書 728)
川崎 昌平
筑摩書房
売り上げランキング: 105840
おすすめ度の平均: 3.0
4 酔狂、道化、暗さは感じず
2 正社員とか関係なくない?
1 買うんじゃなかった
3 将来性は感じる
3 ちょっと残念


久しぶりに「すごい」本を読んだ。若年層の労働に関係する本を読む必要があって、新書の棚にあったのがこの本。
著者の川崎昌平氏は東京芸術大学大学院修了という高学歴を持ち、2年間、無職で日雇いを続けていたが、就職活動を決意、その就職活動を通じて…、みたいな内容を期待していたのですが…。

単に文筆業でも目指しているのだろう人間が、筑摩書房というブランドの名の下に、「就職」エッセイを書いているという感じを受けました。若年層の就職活動の実情を表面的になぞりたいひとにはいいと思いますが、社会学的な分析を期待したらがっかりすること請け合いなしです。私は、立ち読みですませたので買わずにすみましたが…。

タイトルの付け方など「企画力」には完敗です。新書なのでついついタイトル買いをしてしまいそうですしね。著者の文章が気に入って他の本が読みたくなったなどで、満足するひともいるかもしれませんからね。まずは、本を買い物かごに入れてもらうことが何よりも大切ですから…。
posted by machi at 16:24 | Comment(1) | TrackBack(0) | 読書メモ

2008年06月01日

 

見習い社労士綾花の事件日誌【読書メモ】

最近、他の士業の資格に興味があって、社会保険労務士と行政書士の関連書籍を結構読んでいます…。

社労士の資格を取った早稲田大学卒のOLが、零細(?)社会保険労務士事務所に入って、さまざまな労務問題を解決するストーリー。年金の記録、セクハラ、さまざまな問題に先輩社会保険労務士やベテランの事務員、所長と立ち向かいという短編を載せています。

内容は、実際に読んでいただきたいのですが、読み物として面白かったです。漫画の『カバチタレ』と同様、実際このような「事件」なんて起こることはほとんどなくって、実務は淡々と手続きを進めているのではないかと個人的には感じるところもあったのですが、私も実務を知っているわけでないのでなんともいえないです。ただ、社労士を取ってみたいと思わせる本ですね。

見習い社労士綾花の事件日誌
木全 美千男 土橋 秀美
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 26415
おすすめ度の平均: 5.0
5 続編希望
5 楽しくためになります
5 勉強になりました!
5 大変参考になりました。
4 内容はベテラン社労士もん

posted by machi at 02:48 | Comment(3) | TrackBack(0) | 読書メモ

2008年05月24日

 

女性社労士 年収2000万円をめざす【読書メモ】

女性社会保険労務士の書いた開業・「成功」するまでの軌跡と経営ノウハウを書いた本です。「年収2000万円」というタイトルに惹かれるものがありますが、実際は「めざす」がタイトルに入っているように年収は1400万円だそうです。さらに事務所の売り上げでなく、本人の収入である旨の但し書きも書いてありました。

「軌跡」たとえば勉強方法、開業、そして営業のノウハウが彼女の体験談を元につづられています。
一読した印象では、どちらかというと心構えというものが中心だと感じました。「お客様の気持ちに立つ」「信頼を少しずつ勝ち取る」、本にも書いてありますが、即効性のあるノウハウというものは少ないと感じます。また、開業するまえ、資格をとりたいと感じている(特に女性)向けの啓発本というような趣があると感じます。
読んで、参考になるのは、彼女なりの分析が書かれていることでしょう。各士業を同じ法律系の資格として捉えるのではなく、試験合格をするために向き不向きがあること、たとえば、行政書士が必ずしも社会保険労務士よりも簡単な試験でないという主張があります。それは一般教養があるために、暗記力ではない経済問題が解くのが難しいというようなことをいっています。
また、行政書士はスポット型の受任が中心ですが、社会保険労務士は顧問型の受任が多く、営業のノウハウも変わってくるというようなことも書かれていました。顧問契約を結ぶということは、彼女が書いているような心構えをもって、地道にやっていくことが収入増につながっていくと感じます。

海事代理士という業務にも、スポット型、顧問型という収入方法があることを意識することは重要だと感じます。マリンスクールと組んで、小型船舶操縦者の免許更新を扱うのは、顧問型に近い収入の方法ですし、船舶登記を扱うというのはスポット型でしょう。どのようなビジネスプランをもって事務所を経営していくか、見直すことも大切だと感じます。

女性社労士 年収2000万円をめざす (DO BOOKS)
長沢 有紀
同文舘出版
売り上げランキング: 15408
おすすめ度の平均: 4.0
4 社労士をわかりやすく解説
4 まずは本を手にとって
5 弁護士の石丸です
5 なんか、感動しました・・・
4 地道な努力と反省と優しさによって成功した良い話

posted by machi at 20:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ

2008年05月23日

 

[図解] 行政書士という事務弁護士の時代【読書メモ】

amazonで見つけて、表紙のインパクトで一度読んでみたいと感じた本。

内容は、チャートを駆使して(というよりもチャートと簡単な説明がずついている)、「事務弁護士」としての行政書士業務について、記述(ある種の著者の願望も入っているが…)されています。
イギリスでは、役所の許認可の手続きも、「事務弁護士」と呼ばれる弁護士がやっているそうで、日本ではそれが行政書士にあたるのというのが主張です。

しかし、許認可の手続きというのは、フォーマットが定められているので、付加価値も発生しにくいし、それよりも、コンサルティング的な仕事にシフトしよう。かつ、行政書士にはそのような顧客の課題(紛争)を解決するための業務が与えられているのだと書いています。
それは、内容証明を作成したり、告訴状を作成したりと…、『カバチタレ』に出てくる行政書士を彷彿とさせるような、業務内容が多いです。

「事務弁護士」という言葉は、非常にキャッチーな言葉で、多くの人を引きつけることには成功すると考えます。コンセプトとしてよい言葉だと感じます。
ただ、筆者が述べるように、行政書士の試験に民事訴訟法などの紛争性のある事案をあつかうための科目は課せられていないですし、「弁護士」と呼ぶには語弊があるという印象を植えました。
ちなみに、イギリスの事務弁護士(solicitors)は専門試験に合格後、2年間の事務弁護士事務所での実務経験を必要とされるということからも、専門性が高いように感じます。

参考:英国大使館「法と秩序」
http://www.uknow.or.jp/be/s_topics/100faqs/qa12.htm

[図解] 行政書士という事務弁護士の時代
立花 正人
技術評論社
売り上げランキング: 122506
おすすめ度の平均: 4.0
5 行政書士・新しい法律職として!
2 誤解を生む。
4 受験者のモチベーションアップと業務開拓のヒントに
3 読みやすい
5 テレビで見てすごい本が出たと思いました


posted by machi at 01:48 | Comment(3) | TrackBack(0) | 読書メモ

2008年05月20日

 

社労士で年収3000万円稼ぐ開業ノウハウ―顧問契約のみで大成功を収める秘訣とは?【読書メモ】

「顧問契約」だけで年商3億、年収3000万の社労士事務所をつくるには…、と社会保険労務士斎藤隆浩氏のノウハウを詰め込んだ本。

私自身の実感から、納得できる点が非常に多かったと思います。
確かにスポットの契約というのはリターンが高いように見えるが、実際はリスクが高く、収入が安定しないこと。
また、ネット上の施策は、思ったよりも効果がなく、電話営業のような古典的な手法で、リードをとって、そこからFAXでの情報提供など定期的なコンタクトをとることで、顧問契約というゴールにつなげていくこと。
サービスの提供が「顧客のビジネスを拡大させる」視点で運営されていること。

ただ、非常に感じたのは、著者が二代目の社会保険労務士であることが、あまり考慮されていない点。本にも「私の父親が…」とあるように、先代のノウハウなどが、ビジネス上の成功要因としてかなりのウェイトを占めているような気がします。
そういったところで、たとえば、「法令遵守」がかけている顧問先をあっさり切れたりとできるわけで、ちょっと楽観的すぎる点が「鼻にかかる」と感じる読者もいるのではないかと考えます。

ファーストコンタクトの仕方、たとえば他の士業には「私のクライアントがお世話になる可能性がありますので」と、営業先には「就業規則を無料で診断します」とアポイントをアポイントを取っていくなど、言い方次第でできるのかな(実際は難しいのでしょうけれど)と感じました。
何事も、本のようにうまくいくことはないと感じるこのごろです。


posted by machi at 22:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書メモ

2008年05月18日

 

成功のコンセプト【読書メモ】

楽天の創業者であり、代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏の著書を読みました。楽天を成功させた彼のビジネスの5つの考え方をまとめたのがこの本です。楽天の玄関にはこの本で示している5つのコンセプトが飾ってあるということを聞いたことがあります。
その5つのコンセプトとは…。
■常に改善、常に前進
■Professionalismの徹底
■仮説→実行→検証→仕組化
■顧客満足の最大化
■スピード!!スピード!!スピード!!

各コンセプトの説明は、本書に譲りますが、ベンチャーらしいコンセプトであり、社員ひとりひとりにこのコンセプトが植え付けられているのであれば、非常に成長する会社になることは間違いないと感じます。また、先週から取り上げていたリクルートのように、人材輩出企業といわれるようになるでしょう。IT系のベンチャーでは、SNSのグリーのように楽天出身者の社長が多く活躍しつつあります。
特に、「スピード!!スピード!!スピード!!」というのは、他の類書にはない特徴で、かつキャッチーなものであると考えます。ベンチャー企業で、かつITという技術やビジネスモデルの変化の大きい業種では、意識せざるを得ないことです。その「スピード!!スピード!!スピード!!」を実現するためには、目標を立ててやることが大切なんだそうです。かつ、できるだけ高い目標を立ててやることで、楽天では、流通総額1兆円という目標をたてて、それを実現したということが掲げてあります(結局は、著者の自慢話の本なのかもしれませんが)。

あまり、ベンチャー気質のない方には、読んでも気分が乗らないかもしれませんが、私にこの本を薦めたのも、ITベンチャーの方ですので、ベンチャー好きの方にはお薦めの本であると私は思います。





成功のコンセプト
成功のコンセプト
posted with amazlet at 08.05.18
三木谷 浩史
幻冬舎
売り上げランキング: 1798
おすすめ度の平均: 4.5
5 ついに三木谷氏著作の本が!
4 これからの楽天へ大いに期待させる!
4 理念とコンセプトが一緒になった会社ですね
5 ビジネスに良く効く1冊
3 ビジネスマンのビタミン本

posted by machi at 23:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ

2008年05月06日

 

リクルートという奇跡【読書メモ】

2003年に東京都初の民間人校長として杉並区立和田中学校校長となったリクルート元フェロー藤原和博氏のリクルート時代の回顧録。

基本的には、リクルート時代の自分の経験談をまとめた本なのですが、営業マンとして、参考にすべきポイントが各所にちりばめられていると感じます。
社員はみな経営者であるとか、ネットワークを大切にする、リクルートはビジネススクールである、採用に力を入れるというようなことは、ほかの本にも書いてあるとおりで、リクルートという会社の大きな特色なのだと思います。

「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」というリクルートの社訓は有名です。その精神を叩き込まれた人材こそがリクルートの強みであるということを、非常に思い知らされます。逆に「機会」がすでにあるところでは、非常にリクルートは強みを発揮できないのではないかという印象も受けました。
藤原氏が分析しているのですが、リクルートは、在庫を持つタイプのビジネスがあまり得意ではないそうです。リクルート本に出てくる通信回線のリセールに進出し、そして撤退したという話はその際たる例と言えそうです。リクルート事件の影響もあるのだと考えますが、リクルートコスモスの手がけていた不動産業も、その一例となるのでしょう。
逆に、さまざまな情報誌(中古車、結婚などなど)という情報という在庫を持たず、まだ市場として認識されていなかった箇所では非常に成功しています。ここで、リクルートの営業力、売上をきちんと残すという営業マンの能力やモチベーション、また優秀なプランナーなどの企画力に目がいきがちですが、個人的には、その裏には念入りな調査がされており、リクルートが調査好きな会社であるということも明らかになります。市場を分析したり、顧客を分析したり、そういったことをきちんとしているところもリクルートの強みなのでしょう。

リクルートという奇跡 (文春文庫)
藤原 和博
文藝春秋
売り上げランキング: 46487
おすすめ度の平均: 4.5
4 リクルートは、経営陣が経営している会社ではない
4 リクルートはなぜ「リクルート事件」でつぶれなかったのか
5 ものすごく納得!
5 仕事とは何か
4 新社会人にはおすすめ

posted by machi at 18:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ

2008年05月04日

 

リクルートのDNA【読書メモ】

GW期間中につき、読書が続いています。
本日は、リクルート創業者江副浩正氏の『リクルートのDNA』を読破。
非常に有名な方ですし(世間を非常に騒がせたということもありますが)、角川から出ている新書なので、近所の本屋にあるかなと何件か回ったのですが、私の住んでいる自治体で一番大きい書店にいってやっと発見という始末、amazonで購入したほうがよかったと思うと同時に、新刊の点数が急激に増えているのか、少し古い本だとなかなか在庫をとっておかないのかなと感じました。

本自体は、江副氏の考える起業家精神を、いままであってきた名起業家、たとえば松下電器産業の松下幸之助氏、本田宗一郎氏などから得た言葉から、自分自身の感想を語り、また、リクルートの創業期から、拡大期の回想が中心です。
リクルート出身のひとの本をいま、三冊めに入っているのですが、どこかで、会社自体が人材輩出企業であり、卒業した人材が、各所で活躍している、また、内部でいる人材も非常に、多士済々というような言い方をするのが非常に共通点として感じています。このような人材を集めるような仕組みが、個人的にはリクルートの強みであるというような印象を受けます。
そういった多士済々の人材を、スカウトしてきて、ひとつの目的によって、それぞれが自分の才能を活かしながら、かつメンバーと強調し、競争し、成果を挙げていき、かつ、「卒業」(リクルートでは退職のことをそのように呼ぶそうです)しても、やっていけるようにする、卒業していった人間も、リクルートに貢献するというサイクルが回っていることがリクルートの強みではないのかなと感じています。

本人は、「凡庸な人間」と本の中に書いてあり、そういう人間でも、何かをなすことができるというメッセージなのでしょう。
それに対して、少し感じることがあって、私は、本人が凡庸な人間で、あっても「ネットワーク」を活かせば、大きなことができるのであると感じました。ある意味「リクルート事件」というのもその結果なのかもしれませんが。

リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21 A 61)
江副 浩正
角川書店
売り上げランキング: 2045
おすすめ度の平均: 4.0
3 ドラッガーはやっぱりいいですね。
4 もう1度読んでみたい本
5 社員を信頼し、社員の満足度を高めることが、企業が成功する秘訣。
3 ビジネスパーソンは読んでおきたい
2 もう少し何かあるはず

posted by machi at 22:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ

2008年05月02日

 

リクルート流「最強の営業力」のすべて【読書メモ】

個人的に興味があってリクルート本を何冊か読む予定です。
最初にリクルート出身のMBAホルダーの方が書いた本。

リクルートの営業メソッドと、アメリカのビジネススクールを比べて、リクルートの方が実践的であるといったようなことが書いてあります。
リクルートは、中小企業であれば社長、大企業であれば部長クラスに営業をかけろといわれる、そういった営業のクロージングの過程で、経営者の意思決定の考え方を、感覚的につかむことができるというのが、リクルートの営業の強みなんだろうと触れている。
わたしも、リクルートの営業電話を受けたことがある。「社長をお願いします」という電話であったし、営業を訪れたときも、「ぜひとも社長にお伝えください」といわれた記憶がある。

また、リクルートとビジネススクールの同質性について、「人的ネットワーク」というのに触れている。優秀な人材をそろえているというのが、そのネットワークを評価する源泉なのだろう。
確かに「人材輩出企業」とリクルートはよく言われるが、そのスカウト方法も、有名大学のゼミやサークル、その他の活動で目立った「お山の大将」をアルバイトなどの名目で、先輩がスカウトしてくるのだという。それは、優秀な人間、それも独立指向の人間が集まるだろう。社内の行事などにも触れているが、大学祭の前夜のような雰囲気を感じた。さぞ賑やかな会社をイメージさせる。

経営者の視点をもつこと、そして強力なネットワークを持つこと、営業に活かせる視点であろう。今後の目標の一つとして掲げたいと感じている。

リクルート流 「最強の営業力」のすべて
大塚 寿
PHP研究所
売り上げランキング: 4006
おすすめ度の平均: 3.5
3 ”リクルート”の冠を取ったら。
3 作者はリクルートが大好きなんだなあと伝わってくる本です
3 社内プロパガンダにアジテートされた人の物語
4 面白い!
2 そんなにいいか?

posted by machi at 00:53 | Comment(1) | TrackBack(0) | 読書メモ

2008年04月28日

 

まるごと船と港!

海事関係者と今後、話をするにあたって、基礎知識がないとどうしようもないだろうということで、本を少しずつ読んでいる。
『まるごと船と港』という本を読んだ。商船三井の調査室を経て、流通科学大学の教授をされている森隆行先生という方が書いた本です。

「船と港」というタイトルだけあって、船や港、船舶の航行についての知識が一通りつく本だと思う。「港」に思い入れを持って書かれている本のように見受けられた。港を活性させることが、日本の海運業界にとっても重要な要素となると考えているのだと思いました。

個人的には、船の「揺れ」が6種類あって、それぞれが英単語になっているというのがよかったのですが…。
□横揺れ:rolling
□縦ゆれ:pitching
□左右ゆれ:yawing
□上下動:heaving
□左右動:swaying
□前後動:surging

ちなみに、著者のウェブサイトもあるそうです。
http://www.h2.dion.ne.jp/~t-mori/

ビジュアル図解まるごと!船と港 (DO BOOKS)
森 隆行
同文館出版
売り上げランキング: 61440

posted by machi at 23:46 | Comment(3) | TrackBack(0) | 読書メモ

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。