以下、ニュースの転載
http://www2.nagoyatv.com/LanDB/jsp/NewsH0200/NewsH0200.jsp?id=25572
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顧客が、小型船舶免許の更新をする際、提出すると講習が免除される乗船履歴証明書などを偽造していたとして、愛知県大府市の海事代理士が逮捕されました。男は、300件以上の余罪を自供しています。
有印私文書偽造などの疑いで逮捕されたのは、大府市横根町の海事代理士、彦坂昌範容疑者(37)です。警察の調べによりますと彦坂容疑者は、2003年から去年までの4年間に、顧客4人が小型船舶免許の更新をする際、一定の乗船履歴があれば講習が免除される規定を悪用し、飛島村内の会社での就業証明書や乗船履歴証明書を偽造して中部運輸局に提出した疑いが持たれています。彦坂容疑者は、通常より高い手数料を取り、「小遣い稼ぎにやった」と容疑を認めています。「過去10年間に300件以上やった」と自供していて、警察は約250万円の利益を得ていたみて詳しく調べています。
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正直、このようなことが行われていたことがショックです。確かに、顧客から乗船履歴が足りないときなど、どうにかしたいという要望は多いのでしょう。私のブログでも乗船履歴証明書の書き方を検索していらっしゃる方も結構いらっしゃいます。
顧客の要望に応えるサービスは重要ですが、法令遵守は、法律隣接職として絶対守らないといけないことだと感じます。自分の仕事の価値をおとしめるだけでなく、海事代理士全体の価値を下げることになるからです。
http://mainichi.jp/chubu/newsarchive/news/20080527ddq041040011000c.html
上の毎日新聞には「取引先に無断で」とか、「4人は講習不要な乗船履歴があった」という事実も書いてあります。このあたりが明るみになった要因なのかもしれません。
海事代理士という言葉は、本当にメディアに出現しないので、記事の検索で見つかるとうれしいのですが(日経テレコンでみてみると、過去10年くらいで日経四紙で褒章以外に出現したことがないようです)、今回ばっかりはがっかりな記事でした。
言いたいことは、たくさんありますが、このあたりで終わりにします。