2012年02月26日

 

海事関係3法案の閣議決定

海事代理士試験対策の今年の目玉になりそうなので、
メモを残しております。

http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji01_hh_000141.html

国土交通省が、海上運送法の一部を改正する法律案、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律等の一部を改正する法律案、船員法の一部を改正する法律案)を今通常国会に提出したということです。

見る限りは、実務にはほとんど関わってこなさそうな話です。。。。
法案が通りましたら、このブログでも取り上げていきます。
年度内に通ればよいですね。
posted by machi at 15:14 | Comment(12) | TrackBack(0) | 海事行政

2008年06月03日

 

船員の労働環境改善のための船員法改正

トン数標準税制で、改正海上運送法ばかりが注目を浴びていますけれもども、船員法も実は改正されています。主に船員の労働環境を改善する改正が行われています。
以下、「規制の事前評価書」から引用します。

http://www.mlit.go.jp/hyouka/pdf/ria/h19-ria06.pdf

■労働時間の延長の限度基準への適合義務の創設(船員法第64条の2、第3項)
船舶所有者及び労働組合等は、国土交通大臣が定める労使協定による時間外労働の延長の限度の基準に適合するよう協定を締結しなければならないものとする。
■休息時間及び健康の確保のための措置(船員法第65条の3、第83条、第86条第1項、本法律案附則第6条(船員職業安定法第89条第4項の一部改正))
○船舶所有者に対し、休息時間を1日について3回以上に分割して海員に与えることを禁止するとともに、休息時間を1日について2 回に分割して海員に与えるときは、休息時間のうち、いずれか長い方の休息時間を6時間以上としなければならないこととする。
○船舶所有者に対し、健康証明書を持たない者を船舶に乗り組ませることを全面的に禁止することとする。
○船舶所有者に対し、年少船員に午前0時から午前5時までを含む連続9 時間の深夜休息を与えることを義務付ける。
■労働条件の明確化のための措置(船員法第66条の2、第67条第2 項)
船長に対し、通常の場合における海員の作業時間帯及び作業内容に関する通常配置表の作成及び掲示を義務付けるとともに、労働時間等を記載した帳簿の写しの海員への交付を義務付ける。

結局、現在の船員の労働環境が厳しいために、規制を強化する必要があると考えているのだと感じます。しかしながら、外航海運はともかく、小規模事業者が多い内航海運に対して、この規制は実効的なものとなるのでしょうか?
以下、衆議院・国土交通委員会の議事録です。船員の労働環境が陸運と比較されているくだりなどはいいたとえだなと感じます。また、今回の改正法をつかむのにもいい資料だと感じます。

参考:第169回国会 国土交通委員会 第17号(平成20年5月21日(水曜日))
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/009916920080521017.htm
posted by machi at 18:12 | Comment(2) | TrackBack(0) | 海事行政

2008年05月12日

 

領海等における外国船舶の航行に関する法律案に反対した川田龍平議員

けさから、体調が悪いので、あまり仕事もはかどっていません。
また、ブログで書こうと考えているネタが、少したまっているのですが、結構頭の中を整理する必要があるものもあって、十分に文章化できないのです。
海事代理士に直接関係するものも、あまり関係しないものもあるのだけども…。

***

参議院で可決されて、衆議院で審議されている「領海等における外国船舶の航行に関する法律案」ですけれど、参議院本会議では1名を除いて、全員が賛成したそうです。反対したのは薬害エイズ訴訟で有名な川田龍平議員、彼のブログにその反対の理由が書いてありました。

法案が「『国益』を盾に他国の脅威を煽る偏狭なナショナリズムの流れに乗って登場した」ということが問題で、海上保安庁の装備は「準軍隊」とも言うべき水準になっていて、危害射撃などが恣意的運用のもとに行われるのではないかと危険視しています。
http://ryuheikawada.seesaa.net/article/93456822.html

社民党の政策担当の事務局長をされている方のブログでは、「賛成やむなし」と書いてあります。
その理由は海洋法に関する国際連合条約(海洋法条約)との関係、立法の必要性、他の法令の適用との関係、便宜置籍船が多数を占める日本商船隊への影響などがあるということなのだそうです。
http://pub.ne.jp/syokota/?entry_id=1324578

海上保安庁の資料にもあったと思いますが、多くの国では外国船舶に対して同様の規制を行っていること、海上におけるテロなどの危険が多く発生していることから、比較考量しても必要な施策だと私は考えます。
(代理士の業務拡大にもつながりますしね)

参考:参議院議員 川田龍平ホームページ
http://ryuheikawada.jp/
posted by machi at 23:51 | Comment(1) | TrackBack(0) | 海事行政

2008年05月03日

 

国土交通省がウェブサイトをリニューアル

国土交通省の海事代理士試験の案内ページ「海事代理士になるには」が更新されていました。
【新ページ】
http://www.mlit.go.jp/about/file000049.html
【旧ページ】
http://www.mlit.go.jp/kokkasiken/kaidai/kaidai_.html

ページレイアウトが変わっているとはいっても、内容になにか変化があったわけではないようです。
というのも、国土交通省の広報改革の一環として、ウェブサイト全体がリニューアルされたようです。用語集や、新着情報のRSS配信が始まったようで、一般企業のコーポレートサイトのレベルに近づいたのではないかと見た目は感じます。
http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo01_hh_000005.html

昨年度の調査では国土交通省について、以下のようなイメージを国民が持っていることが明らかとなったようです。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/00/000111_2_.html

1.「国土交通省」の名前は、よく又はたまに見聞きする
2.国土交通省に対してはどちらかといえば良いイメージがあるが、良悪のイメージを持つほどよく知らない
3.国土交通省は仕事としてやるべきことはやっている
4.国土交通省は古い価値観で仕事をしており、身近な行政分野の割に近寄りがたい存在というイメージ

それを受けて、広報・公聴効果を高めるために、
1.CI(コーポレート・アイデンティティ)戦略、
2.ホームページの改善、
3.パンフレットの作成・イベント周知、広聴機能の強化
といったような施策を若手を中心としたチームで活動しているそうです。
http://www.mlit.go.jp/common/000014210.pdf

きちんと、国土交通省として、使う名刺を統一化したり(官庁は名刺が自分で作るところもあるのか、まちまちのデザインを作っていますよね)、パワーポイントのデザインなども統一のものを作ったようです。

このブログを続けていて、感じるのは、やはり情報収集に慣れた人間でないと、ほしい情報が手に入りにくいようなウェブサイトになっていると非常に感じます。
たとえば、海事代理士としての情報であれば、国土交通省だけでなく、その外局である、海上保安庁などからの情報収集も必要です。そういう情報が一括で手に入れば、非常に多くの人が知ることが容易になると思います。

ウェブサイトの情報提供は、検索エンジンの性能の向上や、各部局でのRSS配信など、システム的な点でもまだまだ改善の余地が有ると考えます。ソフトにおいても、ハードにおいてもますますの改善をこれから期待するところです。
posted by machi at 02:13 | Comment(1) | TrackBack(0) | 海事行政

2008年04月21日

 

海事振興タウンミーティング

海事振興タウンミーティングというのが大分であったそうだ。

http://mainichi.jp/area/oita/news/20080420ddlk44010242000c.html

超党派の国会議員214人や、海事産業団体及び企業で構成し、海事産業発展に貢献する事を目的に昭和24年に設立された団体で、近年の活動では海の日」の祝日化に取り組んだ実績があるという。

テーマとしては、「海事産業の人材育成」がメインだったそうです。業界としては経験者をほしがっていて、海事系の教育機関を卒業しても、求人が少ないということが問題だという意見が出たとか。

海事代理士の試験を通っても、仕事がないという現状も似たようなものですね。職域拡大を目指すべきです(笑)。
posted by machi at 02:56 | Comment(1) | TrackBack(0) | 海事行政